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カテゴリ:駄文( 14 )


踊る

数列化していくabc
その上で今日も、踊る、踊る
露に濡れたような髪を振り回し、踊る、踊る


ここからあそこへ
境界線をまたぐように、踊る、踊る
切り取られた世界と勘違い
地続きの世界を、跨ぎ、踊る


伸びやかな夕暮れ
ささやかな夕食
密やかな終幕


少し黙って呆けた後で、踊る、踊る
戦慄の時は、蓮の葉の音のように
沈黙の時は、巨木をえぐる突風のように


途切れた川の向こう側を、誰もが笑顔で待ちながら
踊る、踊る


誰も、赤とんぼの唄を覚えてはいなかった
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by sukkesuke85 | 2006-10-21 09:18 | 駄文

4年間通い慣れた駅の風景が変わっていく。
賑わう町で見かける飲食店や、高いマンションが日に日に増えていくような。
どこでも進んでいる再開発。
見慣れた風景が、ほかのどこかでみたことのあるような景色へと変わっていく。
この町はどんな町だったのか、忘れてしまいそうで悲しい。



少し目先を変えると、そんな駅前の風景とは不釣合いな住宅街が広がる。
そこそこ整備された道と、そこそこ古い家屋。
そのさらに向こうには、時期がくれば密かに蛍が飛び交う野山が見える。


いつまでも蛍が飛び交う自然が残るとは思っていない。
ただせめて、あの高層マンションに生まれた子供たちには、あの野山に生きる風景を知ってほしい。
たかだか4年しか知らない町なのに、そう思わずにいられない。




夏が来る。
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by sukkesuke85 | 2006-06-29 20:00 | 駄文

いったりきたり、いったりきたり

どうしようもない暑さを、エアコンで吹き飛ばす。
どうしようもないはずが、どうにでもなる。




以前の話ではあるが、牛肉輸入を禁止した日本に対し、アメリカは「非科学的だ」と訴えた。
狂牛病対策に投じる予算で、より多くの命を救うための行動を起こせる、と。
狂牛病で失う命より、より多くの命を救える、と。


結局は損か得かでしかない行動上の根本原則。
それを特にとやかく言うともりはない。
結局は自分もそんな風にして考え、行動している。


ただ、それは時に我侭でしかない。
エアコンを一時間動かすにしても、その代償をいちいち考えることなんてあるだろうか。
そのくせ問題を突きつけられると、真剣に悩んでみたりしていないだろうか。
文句があるなら何かしらの行動を起こしてみればいい。
それができないのなら、所詮は自分もその文句の向かう先に立っている。
理論に甘んじているに過ぎない。


とまあ。
自分も甘ったれな一人。
季節にさえ素直になれないのなら、何に素直になれるのか。
それとも、目をつぶらなきゃいけない世の中なのか。

あまったれは今日も行く。
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by sukkesuke85 | 2006-06-28 10:00 | 駄文

触って、笑って、泣いて、

学校帰りの小学生。
電車に乗りこむと同時に、誰かの悪口の発表会が始まる。
ああ、昔はよかったな、なんて思ってみる。







今、素直な子供なんているのだろうか。
相手に面と向かって文句を言える、そんな奴は珍しくなっちまったんじゃないか。
コミュニケーション不足だとか言うくせに、話し方一つとってもいろいろと出てくる。
相手を傷つけちゃいけません、思いやりをもって・・・
そんなもの、やってみて初めて知ることで、どうこう言われて納得できるものではない。
傷つけなきゃ、傷つかなきゃ、わからんちんだ。
いちいちそんなこと言われてちゃ、臆病にもなっちまうわね。
いざ、って時に、言葉は出てこなくて当然ね。


大人の会話に子供は参加できない。
そのくせ、子供の会話を大人は管理したがる。
なんで今があるのか、ちょっと考えてみれば可笑しくてしようがない。



適度に傷つき、適度に傷つける。
それでいいじゃないか。
それでよかったじゃないか。
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by sukkesuke85 | 2006-06-25 10:00 | 駄文

ああ、くだらない

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神の名の下、思いは馳せていく。
可笑しくも同じく神の下に生きる人々を喰らいながら。

善とは、悪とは、何処へ向かうのか。
肯定も否定も出来ないままに、静かな夜明けを待っているのか。

誰かが描いた夢物語を、誰かが今日も追いかけている。
そこに生まれる思想さえも、ただの夢物語に終わってはいないか。



摩利支天、お前には聞こえているのか。
俺の奥深く、鬱陶しく蠢く虫の音が。
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by sukkesuke85 | 2006-05-16 17:01 | 駄文

夜の日陰に落ちていく

1から10へ。
10から20へ。
ぐるりめぐって、も一度1へ。
自分の知らない一瞬で、世界の何かがリセットされる。
せめてサヨナラぐらいは、言わせてくれないもんか。
それとも君は、初めっからいないんでないんか。
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by sukkesuke85 | 2006-05-01 08:48 | 駄文

こつりこつりと続く音は、

一月、という時間を、こんな風にしか感じられないのか。
それとも、一月という時間とは、その程度のものなのか。

長い長いと間抜けてみたり、短い短いと嘆いてみたり。
あっという間でも、そうでなくても、手の出せないもののくせに。

あの天体と比べれば、針に糸を通す一瞬にも満たない毎日を、どうぞお大事に。
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by sukkesuke85 | 2006-05-01 01:09 | 駄文

空を眺める窓さえも、私達は手に入れられないの

ハリケーンがニューオリンズを襲ってから、半年以上の時間が経った。
徐々にではあるが再建が進みはじめ、観光客の姿が町に活気をもたらし始めている。
歴史あるマルディグラも盛大に催され、陽気な笑顔を見る機会も増えてきたようだ。
しかし、メインストリートから一歩外れると、見慣れた悲惨な光景が続く。
廃墟同然の町並みの向こう、ハイウェイを駆け抜ける自動車の波が悲しい。


今年に入り、連邦政府が被災地域の再建計画を発表した。
その内容としては、新たな災害被害を防ぐ「防災都市」の様相だが、しかしその一方で、それは地元住人達の「帰宅」を遠い夢へと追いやる計画ともとれる内容であった。
いつ打ち切られるとも知れぬ援助金に身を寄せる生活の中、住人達はこの発表をどう受け止めたのだろうか。
そして今、住宅の援助を打ち切られた住人達は、故郷を捨て、安住を求める流浪の民となるしかないのか。


ハリケーンは、沢山の悲しみをもたらした。
しかし同時に、住人達の故郷への想いの大きさを改めて感じることが出来た。
ならばこれからは、希望に向けて歩みだす時ではないのか。
その足かせとなるような、さらなる苦しみを与える時となってはいけないのではないか。
明日へと踏み出すことができないニューオリンズの人々の姿は、数年前の阪神大震災の後、政府の冷たい対応にうつむく神戸の人々の姿と重なった。
立ち向かうべきは自然だけではない、ということなのか。
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by sukkesuke85 | 2006-03-21 23:23 | 駄文

キティチャン

「ピンクってありますか?キティちゃん作るんで・・・。」
手芸品店のビーズコーナーで、大きな体を浴衣に包んだ男が店員と話している。
何と彼は、派手な塩撒きで有名な相撲取り、北桜。



190cm、173kgの巨体を道場の大畳に寝そべらせ、真剣な眼差しでビーズにテグスを通していく。
始めたきっかけは、奥さんへのプレゼントだったという。
若くしてその力を見初められた北桜ではあったが、大きな成果を見せることはできなかった。
そんな頃、お金も無い彼が妻の誕生日に贈ったのが、手作りのビーズアクセサリーだった。

「小さな穴に、細いテグスを通していく。それって、相撲と同じだと思うんです。」

その出来栄えは、趣味で長くビーズ細工を作っていた俺の嫁も認める美しさ。
太く節くれたあの大きな手から生まれたとは、とても想像できない。
しかも、作っているときのあの表情。
ごめんなさい。
怖いッス。




最近は、お相撲さんのメディアに対する露出が積極的になってきた。
北桜のような人もさることながら、自身のブログを公開している人も少なくない。
これまで土俵の世界には、多く語ることを良しとしない伝統があり、それは一つの「理想像」として息づいてきた。
しかし近年、相撲人気の低迷や、外国人力士の活躍からか、その理想像も変革を求められているようだ。
今、人気のある力士に求められているのは、実力だけではない。
その人間性やキャラクターも、観客をひき付ける大事なファクターであることに違いない。




「僕は相撲ファンですから。お客さんも、喜んでたでしょ」
汗まみれの真っ赤な顔で、禿げの入った頭の34歳は、そう言って笑う。
時代を受け継ぐ人とは、次代につなぐための一過点でもある、と感じた。

とりあえず大好き北桜。
気力の続く限り、頑張って欲しい。
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by sukkesuke85 | 2006-03-17 11:34 | 駄文

ブルータス

駅のホームに、花束を抱えた高校生。
どこか気張った雰囲気を漂わせる姿に、湧き出す清々しさを見た。

花粉を乗せて、卒業式シーズン到来。
花粉症の卒業証書、下さい。


どうやら、卒業式の国歌斉唱の拒否から処分される教師が、まだ多くいるらしい。
随分と批判の対象とされてきた教育委員会の方針はどうなったのか、と調べてみると、どうやら年々厳しくなっているらしく、ついには斉唱を拒否した生徒の担任が責任を問われるようにもなってきたようだ。

「君が歌わなきゃ、先生が怒られるよ」

なんとも悲しい。
教育法の改正にあたり声高にされていたのが「自主性」であるのなら、この現状はどういうことなのだろう。
どう説明をされても、これはもはや強制としか言いようが無い。
さしたる説明もないまま、国際的な批判に対する説明が完全とされていないままの現状を考え、結果としてそれを国歌と認めない人間がいることの何がおかしいのだろう。

3月15日、シーザーが暗殺された。
「お前もか・・・」
人生で何度とない舞台では、こんな悲壮な言葉が聞こえてくる時代なのだろうか。
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by sukkesuke85 | 2006-03-15 13:11 | 駄文


俺と嫁と、時々マメ。
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