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空を眺める窓さえも、私達は手に入れられないの

ハリケーンがニューオリンズを襲ってから、半年以上の時間が経った。
徐々にではあるが再建が進みはじめ、観光客の姿が町に活気をもたらし始めている。
歴史あるマルディグラも盛大に催され、陽気な笑顔を見る機会も増えてきたようだ。
しかし、メインストリートから一歩外れると、見慣れた悲惨な光景が続く。
廃墟同然の町並みの向こう、ハイウェイを駆け抜ける自動車の波が悲しい。


今年に入り、連邦政府が被災地域の再建計画を発表した。
その内容としては、新たな災害被害を防ぐ「防災都市」の様相だが、しかしその一方で、それは地元住人達の「帰宅」を遠い夢へと追いやる計画ともとれる内容であった。
いつ打ち切られるとも知れぬ援助金に身を寄せる生活の中、住人達はこの発表をどう受け止めたのだろうか。
そして今、住宅の援助を打ち切られた住人達は、故郷を捨て、安住を求める流浪の民となるしかないのか。


ハリケーンは、沢山の悲しみをもたらした。
しかし同時に、住人達の故郷への想いの大きさを改めて感じることが出来た。
ならばこれからは、希望に向けて歩みだす時ではないのか。
その足かせとなるような、さらなる苦しみを与える時となってはいけないのではないか。
明日へと踏み出すことができないニューオリンズの人々の姿は、数年前の阪神大震災の後、政府の冷たい対応にうつむく神戸の人々の姿と重なった。
立ち向かうべきは自然だけではない、ということなのか。
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by sukkesuke85 | 2006-03-21 23:23 | 駄文
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