駅のホームに、花束を抱えた高校生。
どこか気張った雰囲気を漂わせる姿に、湧き出す清々しさを見た。
花粉を乗せて、卒業式シーズン到来。
花粉症の卒業証書、下さい。
どうやら、卒業式の国歌斉唱の拒否から処分される教師が、まだ多くいるらしい。
随分と批判の対象とされてきた教育委員会の方針はどうなったのか、と調べてみると、どうやら年々厳しくなっているらしく、ついには斉唱を拒否した生徒の担任が責任を問われるようにもなってきたようだ。
「君が歌わなきゃ、先生が怒られるよ」
なんとも悲しい。
教育法の改正にあたり声高にされていたのが「自主性」であるのなら、この現状はどういうことなのだろう。
どう説明をされても、これはもはや強制としか言いようが無い。
さしたる説明もないまま、国際的な批判に対する説明が完全とされていないままの現状を考え、結果としてそれを国歌と認めない人間がいることの何がおかしいのだろう。
3月15日、シーザーが暗殺された。
「お前もか・・・」
人生で何度とない舞台では、こんな悲壮な言葉が聞こえてくる時代なのだろうか。